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2008年11月 7日

『とんがと ぴんがの プレゼント』西内ミナミ作 福音館書店

 ハロウィンが過ぎると、日本の街はいち早くクリスマスのお支度。丁度そんなことを考えていた今日この頃、西内ミナミサンから、出来たてのホヤホヤ絵本が届きました。せせらぎ文庫へのご寄贈、ありがとうございまーす。

 とんがとぴんがは、ニコラス小父さんと一緒に暮らしているハリネズミの夫婦。ニコラスおじさんは、毎年クリスマスイヴになると、赤い服に着替え、たくさんのプレゼントを持って、どこかへ出かけて行きます。ところが、ニコラスおじさんの靴下には大きな穴が・・・。それなのに、慌しく出かけて行ったあとには、ちゃんと、とんがとぴんがへのクリスマスプレゼントがおいてあったのです。

 とんがとぴんがは、一年がかりで、ニコラスおじさんに赤い靴下をプレゼントすることに決めて、小さなそりに乗り、雪の中をピューっと出かけてゆきます。デパートで買ったりしません。羊飼いの仕事を手伝って羊毛をもらい、毛糸つむぎを手伝って自分たちの羊毛を紡いでもらい、染物やさんを手伝い、毛糸編機の会社も手伝って、ようやく赤い毛糸の靴下を手に入れるのです。

 この絵本の素晴らしさは、ミナミサンの生き生きしたお話ばかりではありません。スズキコージさんの、ページをびっしり絵の具で埋めた絵が、また豪華なのです。ほっそりしてカッコイイニコラスおじさん。濃紫の空の下、一本一本描かれた樹氷の間を滑ってくる二匹のハリネズミ。一匹ずつ数えていると眠くなるに違いない羊の群。次の年のクリスマス、赤い靴下をもらって、飛び上がって喜こぶニコラスおじさん!

 表紙も、見返しも、赤い背表紙も素敵で、大好きな人にプレゼントしたくなる、でも、自分も手放したくない、そんなクリスマス絵本です。

 来週もせせらぎ文庫の本棚から、あ、再来週かな、今度はせなけいこさんのクリスマス絵本をご紹介します。お楽しみに。
 
 

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