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1本の箒より2本の松葉杖

 しばらく御無沙汰しましたが、実は、アキレス腱を切りまして、入院、手術、11月の10日頃にギブスを取り外し、それからが大変!(と、みんな言うのですが)鬼のりハビリが始まるのだそうです。

 思い起こせばアキレス腱を切ったのは9月24日。前々日の22日は大賀ホールのショパン国際フェスティバルの青柳晋を、5人で聴きに行きました。そのうち2人は高校の茶道部の後輩で、コンサートの後すぐに帰り、送迎を引き受けてくれた長男も、私たちを送り届けてその日の内に東京に帰り、次男の孫、ではなくて、次男の子=私の孫、も一晩泊まっただけで翌23日、小諸の懐古園を人力車に乗って観て夕方東京に帰り、なんだか急に静かになった、24日の朝でした。

 どうしても友人に、庭の栗を送りたくなったのです。うちの端っこを流れているせせらぎの向こう側に落ちている実の方が、庭の真ん中に落ちている栗の実より大きいのを思い出し、流れの向こうで袋に一杯拾って、袋を左手に、栗拾いのピンセットの親玉みたいなのを右手に持って、はらりと牛若丸のように川を跳び越しました。50センチほどの川幅なのですが、深さは80センチ以上あって、向こう岸がえぐられて崩れかけているのが見えたのです。踏み切ってから足を付くまでの数分の1秒の間に、「もう少し右側に降りよう」と考えて、わずかに身体をひねりながら着地しました。

 「ガツン!」と大きな音がして、右の足首に15センチ立方ほどの四角い石が投げつけられました。「誰!」と大声で振り向いたのですが誰もいません。勿論ブロック石もなくて、「ああ、これが、よく言われているアキレス腱が切れた音か」と気付いて、念のため右の足首を後ろからつまんでみると、いつもならしっかりしたアキレス腱がつまめるはずなのに、ふにょふにょと皮ばかり、なのでした。

 庭の傾斜を栗と炭挟みをもって左足のケンケンで上って部屋までたどりつき、軽井沢病院に電話して、「片足が動くなら、救急車でなく、自分で来てください」といわれて、タクシーを呼んで軽井沢病院へ。一晩入院しましたが、手術は来週までうけられません、といわれて、東京でかかりつけの、樺島病院に連絡し、また長男に迎えに来てもらって、翌日樺島病院に入院しました。

 血圧の関係でバイアスピリンという血流の良くなる薬を飲んでいたため、その効果が消えるのを待って29日に手術を受け、10月6日にギブスをつけて退院。車椅子を世田谷区から借り、松葉杖は病院で借りて、結構動き回っています。その間、10月10日には茶英会の旅行があったので、毅に付き添ってもらって軽井沢へ。食事と南ヶ丘クラブの大庵見学をご一緒して、せせらぎ文庫は開けませんでしたが、
翌日の魔法使いの本棚では、えーとね、多分『いっすんぼうし』(ほるぷ出版)を紹介しました。

ぁ、違う!FM軽井沢の魔法使いの本棚では、電話インタヴューも含めて4冊くらい紹介していると思います。今度、まとめて、このブログに書きます。何しろ東京にいると、病院の送り迎えから三度の食事まで、長男に頼っているので、せめて11月は、なるべく軽井沢に来ていたいと思っています。

そう、そのFM軽井沢の宮尾さんとの話の中で、「川を飛び越えるのに1本の箒をうまく使えなくて落っこっちゃったけれど、松葉杖なら2本あるから、びゅんびゅんとべちゃう」ということになりまして・・・
明日の魔法使いの本棚では『へっこきにょうぼう』(鈴木出版)をご紹介します。他にもいろいろお話したいことがあるので、ぜひ聞いてください。