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お正月の読物

 あけまして おめでとうございます。昨年は怠けがちで、ひと月に1回くらいしか更新できませんでした。今年は心を入れ替えて、毎週、せめてFM軽井沢で紹介した本は、必ずブログに載せるようにしたいと思います。・・・勿論そればかりでなく。

 今年は元旦が日曜日でしたので、ちゃんと、軽井沢駅さわやかハットの2階にあるFM軽井沢に参りました。
 絵本を一冊と、文庫本を4冊抱えていったのですが、なんと途中で地震があり、文庫本が3冊しか、紹介できませんでした。

 まず絵本はこぎつねダイダイのシリーズから『ゆきゆき どんどん』西内ミナミ作、和歌山静子絵 ポプラ社。珍しく作者に連絡が取れて、西内・和歌山コンビの他の作品も紹介しつつ、ミナミさんの文章も読みながら、と張り切ったのですが、お正月は土曜、日曜のレギュラーから年頭のメッセージを、ということで、あまり時間が取れませんでした。
 せせらぎ文庫の本棚から、お正月休みに相応しい一冊を選んだのですが、お兄さん狐のダイダイが妹と遊びたくなかったけれど、嫌々一緒にそりに乗っているうちに妹が迷子になり、ようやく見つかって、雪の中をおんぶして歩きながら、「ほんとうによかった」と思う、という物語。和歌山さんの描く子狐のオレンジ色が暖かくて、コタツにあたりながら、子どもたちに読んでやりたい絵本。

 文庫本は『日本ジジババ列伝』清水義範著 中公文庫 おじいさんの思いがさりげなく描かれていて、高齢者も、中高年も、穏やかな気持で読める。

 『一豊の妻』永井路子著 文春文庫。歴史の教科書とは違った一豊の妻が描かれていて面白い。他に正綱の妻、お江、など6つの物語が連なっている。

 『散りぎわの花』小沢昭一著 文春文庫。役者であり、「変哲」という俳号をもつ著者が、主に俳句に添えて書いている。親友である江国滋への思いもしみじみと語られているが、「夕立や 小言もにぎる江戸かたぎ」となじみの寿司やを詠んだ句のエピソードも、彼らしい軽妙な語り口で綴られている。

 地震のおかげで紹介できなかったのは、池部良の書いた『風がふいたら』。山本夏彦が解説に書いているとおり「少々エロチックではある」が、あの飄々とした池部良がかいていると、そんな感じもなく、さらっと楽しく読める。

 以上5冊、お正月休みに相応しい読物が、せせらぎ文庫には沢山あります、というご紹介でした。
 毎週土曜日の11時から14時まで、なるべく私がおりますので、お気軽に遊びに来てください。今年は、大人の方達に、沢山読んで頂きたいと思っていますので、よろしく。