« せせらぎ文庫フェスタ そろそろ詳細 | ホーム | 『メルヘンビルダー』ハンスフィッシャー絵 こぐま社 »

2018年9月 6日

『たぬきのばけた おつきさま』小野かおる絵 鈴木出版

 せせらぎ文庫フェスタも無事に終わり、今年は久しぶりに子どもの参加者も多く、「はなそう会」特に最終日の集まりは、人数も話題も充実していた。
 そのあたりは第14回せせらぎ文庫フェスタ報告書、として後日出すことにして、今日は久しぶりに、絵本の紹介。
 似たようなタイトルのお月様の絵本が、最近同じ鈴木出版から出たが、それを見て、こちらの絵本の方が良いような気がして、取り上げてみた。小野かおるさんの絵本は久しぶりで、不思議なことにこの本を見ていると、小野かおるさんの眼鏡と優しい笑顔が心に浮かんでくる。

 山の上の小さな村の交番のお巡りさんは、動物に親切なので、動物達にも人気がある。ある夜のこと狸が現れて、おらの好きな狸の女の子を助けてあげて、という。母親を亡くした女の子が、泣いてばかりいて話も聞いてくれないのだと言う。狸は月に化けて女の子を慰めたいというので、お巡りさんが女の子をお月見に連れ出すと、お月様から尻尾が生えたりしているものの、見事なお月様。ところがその月の表に、亡くなった女の子の母親が現れ、それが消えると、お巡りさんのお母さんの姿も映し出される。どうやら交番の机の上にあった写真を、狸はちゃんと見ていたらしい。

 9月10月の日本は、とりわけ月が美しい。満月を見ると、ついつい懐かしい面影を、その表に重ねてしまう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://manabu.s176.coreserver.jp/mt3/mt-tb.cgi/843

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、yukikoが2018年9月 6日 16:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「せせらぎ文庫フェスタ そろそろ詳細」です。

次のブログ記事は「『メルヘンビルダー』ハンスフィッシャー絵 こぐま社」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。