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『まぼろしのおはなし』ワールド ライブラリィ刊

 作家ハイメ・ガンボアも絵ウェン・シュウ・チェンも、コスタリカ出身で、チェン氏は建築家であるという。なるほど、と思った。表紙も中表紙も、白い厚紙で作った建築物の内側の様。お話が始まっても、図書館の中に何人かの子ども達も真っ白。 そこにファンタジックな虹色の鳥や子どもの姿が、ところどころに飛んでいる。主人公は、図書館にいるのに、誰も読んでくれない、気の弱い本。ところがある日、一冊一冊指で触れながら探している女の子に出会う。実はこの本は、点字の本だったのだ。