今日はせせらぎ文庫

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 突然ですが、今日、11時から2時まで、せせらぎ文庫を開きます。

 月刊誌『海外子女教育』の「子どもの本棚」に毎月4冊の本を紹介するのが「国際子ども文庫の会」の第一の仕事ですが、その本選び、決定、が10日から15日頃まで、それに関するコメントを書くのが20日から25日。ゲラの校正が月末から5日頃まで、というスケジュールです。毎月のことですから、流していれば良いのですが、4人が一冊ずつ分担して、あたかも一人が4冊分書いているように文章を揃えるので、毎月どこかで引っかかり、最終校正をしている編集部に電話を入れる、というギリギリの状況に追い込まれたりもします。

 今月はそのうちの一つ、リファレンス欄でとりあげる『ぶす』で、まずひっかかりました。同名の絵本が2社から出ているから、両方取り上げてみないか、と編集部からサジェスチョンがあったのです。そこで担当がスナオな人だったので、(私だったら断るのですが)22行のところを、表紙写真が2冊分だからと更に2行減らされて、16字×20行で2冊の本を紹介するという離れ業をやってのけました。出来上がるまで、リーダーの吉沢さんと私が、ああでもない、こうでもないと、口を入れたのは言うまでもありません。もともと「子どもの本棚」は、本を紹介する欄ではなく、良い本を薦める欄なのですから、2社から出ているなら、良いと思う方を薦めるのが、本来の姿なのですが・・・

 因みに、あとの3冊は吉沢さんが担当した『としょかんライオン』という楽しい絵本と、私が担当した絵巻絵本『新・恐竜たち』(くろかわみつひろ作!)ですが、もう一冊の『くまのパディントン』のゲラで、今また引っかかっています。文章が、一部変えられていたのです。勿論悪意ではなく、良くしてくれたつもりなのですが、イニシャルだけとはいえ、一応記名原稿なので、勝手に変えてはいけないはず。若い編集者には、しばしば、意味無く自分の文章に変えたがる人がいるのが、悩みの種です。一時は「誰が変えたの?」と噛み付いていたのですが、結局、編集部の心優しい担当者を悩ませるだけなので、近頃は大人しくしています。ストレスは溜まりますけれど。

 というようなことが色々あって、ブリスベンの南十字星文庫に図書カードを運んでくださるミスター真柄にも、受け取る側の入江さんにも、連絡の遅れで御迷惑をかけたのではないかと心配しています。

 他には、来月に迫った「せせらぎ文庫フェスタ」の準備、宿の予約。ポスターとチラシは、見かねた川口順子さんが手伝って下さいました。私事ながら、親の法事を今年は「偲ぶ会」に企画したり。
以上、長々と書いたのが、今日のせせらぎ文庫を前もってブログに書けなかった言い訳で~す。