FM軽井沢「魔法使の本棚」

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 8月2日の「魔法使の本棚」では、中条村(なかじょうむら)の中学生が再話し、中条村教育委員会が編纂した『虫倉山の山姥』という本を紹介した。虫倉山の山姥は、昔話によく出てくる山姥のように人を脅したり、子どもを食べてしまったりするのではなく、子ども達を守ってくれる優しい山姥で(ん、まるで私みたい・・・?)、集められた話はどれも短くて、それだけに、言い伝えとして村に伝わり、生活の中に溶け込んでいる様子が伺われる。

 集められた言い伝えばかりではなく、その話に出てくる山の位置、様子、歴史などなど、拘りのある出来事を生徒達が何年もかけて調べて纏めた結果が、一冊の本になっている。調べた生徒たちも、指導した先生方も、出版した教育委員会も素晴らしい!と、珍しく放送したその日、印象が消えないうちにブログに書いて、ぽんとエンターキーをはじいたら、全部消えてしまった!

 そんなのアリ?もしかしたら戻ってきているかと(迷子か!)何時間かたってから、そっと開いてみたが、帰ってきてない。数日後に、何かの間違いだったのでは、と開いてみたが、やっぱりない!という訳で、しばらく書く気にならなくて、ブログをサボってしまった。

 8月は毎週、土曜日はせせらぎ文庫を開くし、日曜日はFM軽井沢に出ますよ、と放送では宣言したのに、ブログには何も書いてなかったのは、そういうわけ。
8月9日の「魔法使の本棚」では、舟崎克彦の新作『月光のコパン』を紹介した。