本の差替え、魅力的な文庫?

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 日曜の10時、なんだか今日は新しい気持でせせらぎ文庫の扉、つまり西区公民館のドアを開きました。先ず、薄暗い文庫の部屋に荷物を置き、電気をつけ、ストーブをつけ、隣の広い集会室のカーテンを開けると、ようやく明るいせせらぎ文庫の始まりです。

 返却された2冊の本にカードを入れて本棚に戻すと、何ヶ月ぶりかで上、中、下巻が揃った『峠の群像』が嬉しそう。本棚の上の一等席に並べられた大人向の単行本のひと群が、得意そうに見えます。シドニー・シェルダンと堺屋太一が並んでいる図書館なんて無いだろうな、と思いつつ、この棚の上に手を伸ばしそうな中年男性を描いてみます。本好きの前期高齢婦人も手を延ばしそう。届くかナ。

 先週、正面の特等席に、子ども向きのハードカバーを並べたのですが、届かない所に並べたのは、まだカードをつけてないから、という理由だったので、今日は思い切ってここに手をつけました。
 男の子が夢中になりそうな『忍術と手品のひみつ』(学研のひみつシリーズ)は、なんと、先代の引田天光の監修!これは、お父さんたちもちょっと覗いてみたくなりそう。他にも「文庫の秘密兵器」と呼べそうな本が何冊も、手の届く棚に並びました。『ドリトル先生』のシリーズと、『大草原の小さな家』のシリーズも。夏休みまで、別荘には子どもが来ないけれど、軽井沢に住んでいる子が、もっと来てくれればいいのに。どっちみち、お母様の車で移動するしかないようなので、遠くても近くても、同じだと思うのですが。

 代わって、手の届かない特等席に並んだのはミヒャエル・エンデの『はてしない物語』と灰谷健次郎の『兎の眼』が2冊。Kiddy Cat の英語のテープ数本。読みたい子は、自分で椅子を持ってきて取るだろうと思われる本です。でも、本当は、子どもの本を高い所に並べたくないので、近々総入れ替えをしなければなりません。それまでに新しい本棚が増えないかなあ・・・。

 1時に終わって、中軽井沢駅まで歩き、2時のしなの鉄道で軽井沢駅まで。駅舎の中にあるFM軽井沢で、絵本の紹介をしました。『もしもムースにマフィンをあげると』岩崎書店と、『めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス』です。ムースのマフィンのほうは、せせらぎ文庫に無いので、買ってもらうしかありません。せせらぎ文庫に入れたい本がたくさんあるので、スペースの確保が問題です。一句できました!「満ち足りて 課題も多し 柿おちば」・・・亡き母は また川柳ね と微笑みぬ オソマツ!