クリスマス物語 ヤン・ピアンコフスキー絵 講談社

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 今日のFM軽井沢、「魔法使いの本棚」で、紹介した本です。 見返しにピアンコフスキーさんのサインがあったので、ついJBBY、日本児童図書評議会の紹介もしてしまいました。Japan Board on Books for Young People の頭文字ですが、日本の児童文学関係者、つまり作者、イラストレーター、翻訳家の他に、出版社や図書館関係者に、読み手、愛好者も含めての集まりです。

日本の作者は勿論、来日している外国人の、子どもの本の作者などの講演会や懇親会がよく開催されるので、会員になると、良い本の情報が、自然に耳に入ります。

 というわけで、この本を入手することが出来たのですが、欽定聖書の絵本だからでしょうか、売切れで、現在入手が難しくなっているようです。ア、放送では言い忘れましたが、英語と日本語の両方で書かれているので、更に、貴重な本と言えます。

 ヨセフの婚約者であるマリアに、天使による受胎告知があり、二人は謹んでその告知を受け、「住民登録」をするためにベツレヘムに向かいます。旅の途中で、宿もなく、マリアは馬小屋に泊まり、生まれたイエス様は飼葉桶に寝かされます。東方からの3人の博士や、羊飼いたちの、よく知っている物語が、ピアンコフフスキーの神秘的な影絵で描かれています。

 クリスマスの意味を知るために、子ども達には「クリスマス」がなんの御祝いなのか、よく話しておきたいものです。お話が苦手なお父さんお母さんには、絵本の読み聞かせをおすすめします。