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2007年8月

2007年8月 6日

『いやだ いやだの絵本』せなけいこ 作・絵 福音館書店

 「にんじん」「もじゃもじゃ」「いやだ いやだ」「ねないこ だれだ」の4冊が、ひとつのケースに入っている。どのお話も読み聞かせにぴったりで、どのお話も、子ども達に好かれている。せなけいこ作品の特徴は「きり絵」であるということ。そのぬくもりのある色とタッチには定評があり、和紙をちぎって貼り付ける味わいは、他のイラストレーターには見られない。
 絵と文を同一作家が担当すると、とかく文章がなおざりにされがちだが、せなけいこは語彙も豊富でストーリーも変化に富み、海外で日本語に触れる機会の少ない子ども達にも、正しい日本語の本として、安心してすすめられる。
 
 せなけいこさんとの出会いは、もう20年以上も昔のことだが「小林悠紀子さんです」と紹介され「ああ、そうですか」と昔の天皇陛下のようなひとことを賜っただけだったので、冷たい人かと思ったら、さにあらず、非常にシャイだというだけで、IBBYのケンブリッジ大会以来、多分?、とても仲良くさせていただいている。良い意味で、芸術家らしい、素敵な女性である。

2007年8月12日

せせらぎ文庫フェスタ

明日から3日間、8月13,14,15日と3日間、いよいよ、せせらぎ文庫フェスタが始まる。
毎日午前、午後の2回ずつイベントが繰り広げられるが、知る人ぞ知る、夢の競演である。
昔のポップスで言うなら、布施明と沢田研二とザピーナッツが、ここを先途と歌いまくる感じ!

せなけいこさんと西内ミナミサンに、かんなりまさこさんと杉山恵子さんが語り聞かせや
指あそびで迫る。紙芝居あり、わらべうたあり、でこどもたちと手を取って遊ぶ。
絵本やお話ばかりではない。学芸大学付属竹早小学校教諭で、長年子ども達の教育に
携わる円谷秀雄先生が、今回は「面白理科実験」と銘打って、木の葉で栞を作ったり、
風船に静電気を起こしたり、跳んだり動いたりするスライムで子ども達の興味をひきつける。
月曜だけの参加だが、若い松井聰先生も、国際理解教育賞を受賞した『いろはde歴史』や
社会科体操で、社会科の基礎知識を、子ども達の見に付けさせてしまう。

こんな楽しくて有意義な文庫フェスタなのだが、宣伝が全然なので、どうなることかと、
正直なところ、もったいなくてしょうがない。明日の幕開けが、楽しみでもあり、怖くもあり・・・・