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2008年11月

2008年11月 6日

11月2日と11月16日

 ごめんなさーい!! と、先に謝ってしまいます。2日は、軽井沢に行ってはいたのですが、疲れてしまって、せせらぎ文庫は開けませんでした。もしどなたかに無駄足をさせてしまっていたら本当にごめんなさい。疲労感がひどくて、文庫で本の整理をしなくては、と思うだけで、疲れてしまいました。

 ところが前日FM軽井沢の宮尾さんから電話があって、「今どこですかぁ、明日来られます?」と電話があったので、軽井沢駅に直行。『アンジュール』(BL出版)を紹介しましたが、字のない絵本を、下を向いて絵を見ながら説明したので、聞いてくれていた真柄さんから、「元気がなかった!」とメールをもらってしまいました。いつも聞いて何か言って貰えるので、とても助かります。

 ボランティアというのは、不思議と忙しい人ばかりが引き受けることになるので、お互いに無理にならないよう、YESとNOを、はっきり言うことが大切だと思います。みんなが忙しいときにワルイと無理をしてあとから寝込まれたり、仕事が嫌になってやめてしまうよりも、休みたいときは休んでもらったほうが良い結果になるのです。

 このあいだもICBCの吉沢さんが体調を崩して、しばらく「こどもの本棚」を休んだのですが、その間、みんなが書いてくれたので特に差し障りもなく、私が疲れ気味だと知って、吉沢さんが、書き手の仕事だけ復帰してくれて、また助かりました。

 でも、私は元気になりました。少なくとも気分はとても元気です。先月末に東京医大で「元気になるお薬を上げますよ」と漢方薬を戴いて、2日はまだ疲れていたのですが、3日目から元気が出て、5日にはまだ熱があるのに元気になりました。現在は熱も7度台で留まる様になり、少しずつ落ち着いてきたようです。

 だから、16日と23日は、ちゃんとせせらぎ文庫を開きます。お時間のある方はどうぞ。              
 
 

2008年11月 7日

『とんがと ぴんがの プレゼント』西内ミナミ作 福音館書店

 ハロウィンが過ぎると、日本の街はいち早くクリスマスのお支度。丁度そんなことを考えていた今日この頃、西内ミナミサンから、出来たてのホヤホヤ絵本が届きました。せせらぎ文庫へのご寄贈、ありがとうございまーす。

 とんがとぴんがは、ニコラス小父さんと一緒に暮らしているハリネズミの夫婦。ニコラスおじさんは、毎年クリスマスイヴになると、赤い服に着替え、たくさんのプレゼントを持って、どこかへ出かけて行きます。ところが、ニコラスおじさんの靴下には大きな穴が・・・。それなのに、慌しく出かけて行ったあとには、ちゃんと、とんがとぴんがへのクリスマスプレゼントがおいてあったのです。

 とんがとぴんがは、一年がかりで、ニコラスおじさんに赤い靴下をプレゼントすることに決めて、小さなそりに乗り、雪の中をピューっと出かけてゆきます。デパートで買ったりしません。羊飼いの仕事を手伝って羊毛をもらい、毛糸つむぎを手伝って自分たちの羊毛を紡いでもらい、染物やさんを手伝い、毛糸編機の会社も手伝って、ようやく赤い毛糸の靴下を手に入れるのです。

 この絵本の素晴らしさは、ミナミサンの生き生きしたお話ばかりではありません。スズキコージさんの、ページをびっしり絵の具で埋めた絵が、また豪華なのです。ほっそりしてカッコイイニコラスおじさん。濃紫の空の下、一本一本描かれた樹氷の間を滑ってくる二匹のハリネズミ。一匹ずつ数えていると眠くなるに違いない羊の群。次の年のクリスマス、赤い靴下をもらって、飛び上がって喜こぶニコラスおじさん!

 表紙も、見返しも、赤い背表紙も素敵で、大好きな人にプレゼントしたくなる、でも、自分も手放したくない、そんなクリスマス絵本です。

 来週もせせらぎ文庫の本棚から、あ、再来週かな、今度はせなけいこさんのクリスマス絵本をご紹介します。お楽しみに。
 
 

2008年11月13日

11月16日 10時から13時まで せせらぎ文庫開いてます

 みんなが寒い寒いと言っている東京から、もっと寒いはずの軽井沢に戻ってきました。なぜかホッと、暖かい気持になるから不思議です。早くこっちに本拠を移したいな。行ったり来たりは変らなくてもね。

 ところで、次のせせらぎ文庫、先日予告したとおり16日に開きます。予告どおり、しかも3日前にお知らせできるのは初めてでしょうか。来週も23日(日)の同じ時間に開きます。クリスマスの本を同じ棚に集めてみようかしら、などと考えています。絵本は、忘れていても表紙を見れば大体分かるのですが、読物の方は、ちょっと自信がありません。思いがけない本が、クリスマスをテーマにしていたりするんですよね。

 もうひとつ困っているのは、蔵書一覧がまだ出来ないことです。まだカード付けに追われているので、一束ずつカードを持ち帰って、一覧表を作る、という作業が後回しになってしまっています。

 かつて『国際児童文庫協会の小林悠紀子が子ども達に薦める630冊の本』という長い名前の本を出した時、巻末に後藤彩子さんが索引を付けてくれました。あの索引のお陰で、あの本の価値がぐっと上がって色々な方の役に立っているのです。あんなにエクセルを使いこなしていた彩子さんが45歳の若さで亡くなって以来、エクセルの行と欄との連なりを見るだけでふっと虚しい気持になります。でも、がんばらなくちゃね。

 せせらぎ文庫フェスタに参加してくださった方に、お年賀状も出したいし、と思っています。
今、二回ほどグラッと揺れたけれど、地震かしら眩暈かしら・・・。眩暈だったみたい。
無事にお正月を迎えたいというのが、一番間近の目標です。

2008年11月21日

『めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス』せなけいこ作 ポプラ社

 おまたせしましたー!っていうか、こちらが早く紹介したくてしかたなかった、めがねうさぎが、ようやくご紹介できる季節になりました。去年のせせらぎフェスタで、せなさんから寄付して頂いたのに、一年以上チャンスを逃していました。クリスマスったらクリスマス、といわれてしまうと、ちょっと10月以前は紹介できませんものね。

 冬が好きでクリスマスが大好きなめがねうさぎが、サンタさんを待っているけれど、なかなかやってこない。実はくまさんの家で、間違えてグーグージュースを飲んで眠り込んでしまったのだ。くまさんから連絡を受けためがねうさぎは、おばけの力を借りて、サンタさんの代わりにプレゼントを配って歩く、というようなストーリー。

 最後にめがねうさぎは、サンタさんから、よく失くすからといって、たくさんの眼鏡をプレゼントされるのだけれど、みんなに上げてしまって、やっぱり自分の眼鏡がみつからない。
 せなけいこの切り絵は濃やかで、眼鏡の縁がちゃんと全部くりぬいてあって、みんながその眼鏡をかけたりしている。最後のページで眼鏡を探すめがねうさぎの姿を見ただけで、だれでも、せなさんの切り絵の楽しさを味わうことが出来る。
最後に、裏表紙の、クリスマスディナーに満足したおばけも見てね。

2008年11月23日

本の差替え、魅力的な文庫?

 日曜の10時、なんだか今日は新しい気持でせせらぎ文庫の扉、つまり西区公民館のドアを開きました。先ず、薄暗い文庫の部屋に荷物を置き、電気をつけ、ストーブをつけ、隣の広い集会室のカーテンを開けると、ようやく明るいせせらぎ文庫の始まりです。

 返却された2冊の本にカードを入れて本棚に戻すと、何ヶ月ぶりかで上、中、下巻が揃った『峠の群像』が嬉しそう。本棚の上の一等席に並べられた大人向の単行本のひと群が、得意そうに見えます。シドニー・シェルダンと堺屋太一が並んでいる図書館なんて無いだろうな、と思いつつ、この棚の上に手を伸ばしそうな中年男性を描いてみます。本好きの前期高齢婦人も手を延ばしそう。届くかナ。

 先週、正面の特等席に、子ども向きのハードカバーを並べたのですが、届かない所に並べたのは、まだカードをつけてないから、という理由だったので、今日は思い切ってここに手をつけました。
 男の子が夢中になりそうな『忍術と手品のひみつ』(学研のひみつシリーズ)は、なんと、先代の引田天光の監修!これは、お父さんたちもちょっと覗いてみたくなりそう。他にも「文庫の秘密兵器」と呼べそうな本が何冊も、手の届く棚に並びました。『ドリトル先生』のシリーズと、『大草原の小さな家』のシリーズも。夏休みまで、別荘には子どもが来ないけれど、軽井沢に住んでいる子が、もっと来てくれればいいのに。どっちみち、お母様の車で移動するしかないようなので、遠くても近くても、同じだと思うのですが。

 代わって、手の届かない特等席に並んだのはミヒャエル・エンデの『はてしない物語』と灰谷健次郎の『兎の眼』が2冊。Kiddy Cat の英語のテープ数本。読みたい子は、自分で椅子を持ってきて取るだろうと思われる本です。でも、本当は、子どもの本を高い所に並べたくないので、近々総入れ替えをしなければなりません。それまでに新しい本棚が増えないかなあ・・・。

 1時に終わって、中軽井沢駅まで歩き、2時のしなの鉄道で軽井沢駅まで。駅舎の中にあるFM軽井沢で、絵本の紹介をしました。『もしもムースにマフィンをあげると』岩崎書店と、『めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス』です。ムースのマフィンのほうは、せせらぎ文庫に無いので、買ってもらうしかありません。せせらぎ文庫に入れたい本がたくさんあるので、スペースの確保が問題です。一句できました!「満ち足りて 課題も多し 柿おちば」・・・亡き母は また川柳ね と微笑みぬ オソマツ!