雪割酒

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 起きて見ると庭がうっすらと白く染まっていて、「ああ、また夜だけ雪が降ったのね。一時間もすれば溶けてしまうかしら」と思ったけれど、すぐに降りだして、午前中一杯、雪を楽しむことが出来た。
雪が降ると小鳥たちも他に餌が無いので、寒い中をベランダまで通ってくる。午後、文庫とFM軽井沢を終えて帰宅したら、雉の足跡が、ベランダの脇に残っていて、ひまわりの殻が散らばっていた。
もみの木というもみの木に、全部雪が積もって、クリスマスカードの景色そのままの風景だった。

 昨日の恵みシャレーでの国際親善の会のクリスマスパーティもそれなりに楽しくて素敵だったけれど、やっぱりクリスマスは晴天よりも雪空が良い。丁度そのパーティで名前を覚え損ねた花作りの青年に話したとおり、夜になって枝に積もった雪を鉢に集めて、残っていたカティサークをかけて雪割りウィスキーにした。これはちょっと、やめられない味。

 閑話休題。雪のお陰で今朝、真柄さんが車で拾ってくれたので、らくちんで公民館に着いた。久しぶりに円香ちゃんにも会えたが、相変わらず良いお姉さんぶり。詩が好きなようだから、銀の鈴社の新しい詩の本を、もう少し入れてみようかなあ。でも、新しい詩よりも、古い七五調の詩の方が、「書くこと」を学びたい子どもには良いような気がする。今度までに『コナン』も仕入れておかないと、冬休みの男の子達を捕まえられないぞ、と、安易に西内ミナミサンからの寄贈本の整理で誤魔化していた自分を反省。

 FM軽井沢では Twelve Days of Christmas を紹介。クリスマスから1月6日の何とかの日までの12日間を数え歌にしているという説を披露。禁じられていたローマンカソリックの大切な信仰を、子どもの数え歌の中に隠して歌われたものなのだそうだ。「梨の木に止まるうずら」が、十字架にかかるキリストだなんて、私自身、知らずに歌っていた。勉強してみると、知らないことがまだまだたくさんあることが分かる。それにしても、もうすこし歌が上手ければ、歌ってみたほうが分かりやすかったのだけれど・・・。

 帰りにおいしい「けんちんうどん」を食べて、しなの鉄道の軽井沢駅に戻ったら、キャスター(?なにもかも一人でやっているから、職名がわからない)の宮尾さんにばったり!なんだか得をしたような気がした。宮尾さんは「ミャオ」という名の通り、仔猫みたいな人。ネコ顔じゃなくて、コネコ顔。