28日のFM軽井沢と29日のせせらぎ文庫

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 予告も報告も遅れて、あわてないと年越しの報告になってしまいそう。あと2時間で新年です。
 
 28日のFM軽井沢、宮尾さんのお喋りに挟んで頂いて、トラネコの絵本を3冊、4冊かな、紹介しました。4冊目は、大きくてバッグに入らず、持っていけなかった『ネコのオーランドオ』(Orando The Marmalade Cat キャサリン・ヘイル作 童話館出版)のシリーズ。この本は、いつか改めて紹介しますが、トラネコは英語圏ではマーマレード・キャットと呼ばれて子ども達に可愛がられています。私も昔は三毛猫しか愛せなかったのですが、この25年、トラネコに夢中です。その所為でもないでしょうが、トラネコを描いた素敵な絵本が沢山集まっています。

 まず『わたしのねこちゃん』(かんなりまさこ作 福音館書店)は美しい日本語で、いかにも猫らしい猫が詩のように語られています。『ネギでちゅ』(舟崎克彦作・絵 ポプラ社)は玉葱色のトラ猫で「できるんだけど、やってやらねーよ」という感じで粋がっている奴。『ねこのホレイショ』(エリナー・クライマー作 こぐま社)は、太り気味なおじさん猫で気難しい顔つき。抱かれたりして可愛がられるより、尊敬をこめて扱ってほしいという面倒なキャラクター。そのしかめっ面が、最後のページでさりげなく微笑むまでの物語で、この本は見開きごとに絵はあるのですが、読物です。物語の面白さにつられて、この本を読み終えた子どもは、少しずつ、物語絵本を読みこなすようになるでしょう。

 この4冊の中で、せせらぎ文庫にあるのが『わたしのねこちゃん』だけだという事に気付いて愕然としましたが、スペースに限りがあるので・・・という理由はあるものの、来年はなんとかもうひとつ本棚を増やして、3世代の中で、子どもの部分を充実したい、と考えていた29日のせせらぎ文庫でした。
子どもを読書好きにするための、3世代文庫、なのですから。
 コルデコット賞を受賞した絵本を一冊と、『名探偵コナン』を3冊、新しく入れてきました。

 1月は11日(日)の10時半から13時まで、せせらぎ文庫を開きます。来年もよろしく。

 ちょっと早いけれど、明けましておめでとうございます。新年がより良い年でありますように!