『シェイクスピア物語』小田島雄志著

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 せせらぎ文庫フェスタを3日後に控えて、シェイクスピア?と言われそうだけれど、実は1日目、7月30日に、皆様お馴染みのグレース・宮田氏による「ロミオとジュリエット」と「夏の夜の夢」の読み聞かせがある。
小田島雄志氏の『シェイクスピア物語』は、実はFM軽井沢でも、『海外子女教育』の8月号でも紹介したので、またですか?とも言われそうだが、今年はシェイクスピア没後400年なので、今年はシェイクスピアまみれになっても良いのではないだろうか???

 今年の「せせらぎ文庫フェスタ」は、例年より遅れて、7月30日(土)、31日(日)、8月1日(月)の3日間。
 時間は、午前の部 10:00~12:00 
     折紙の部 12:15~13:45 
     午後の部 14:00~16:30 
 費用は、午前の部、午後の部、各々 大人500円、子ども300円。
 折紙は午前午後の部に含まれる。

 ご覧のように、午前の部の終りから折紙の部まで15分しかないので、午前の部から続けて参加する子どもは折紙のテーブルで、ポプコ先生の折紙の話を聞きながら、簡単なお弁当を食べることになっている。もちろん、手作りのサンドイッチかおにぎりを持ってきても良いのだが、せっかくの休日にお弁当作りもね、という親のために、予約すれば、300円のお弁当の用意がある。

 大人は、この時間には、ぜひ「はなそう会」で、参加の先生方を囲んで、大人のお喋りを愉しんで頂きたい。子ども達の家庭教育をサポートしてゆくのが、文庫活動の役目だが、その意味からも、大人同士の「雑談」が大切。子ども達は、フェスタで「本物」の作者や先生たちが実在していることを知って、人生の広がりを感じてくれるはず。1人でも多くの優れた人格に直接触れることによって、どんな方面であれ「優れた人間」に育ってほしい。

 因みに30日(土)には、学芸大学竹早小学校で35年間も理科の教鞭をとった円谷秀雄先生が足跡のレプリカ作りやスライム等々の、面白理科実験の材料を揃えて参加。台湾の日本人学校で編み出した「社会科体操」、「いろはde歴史」などの優れた社会科教育法で「国際理解教育賞」を受賞し、現在は市川市立塩浜学園小・中学校副校長の松井聡先生も、多分「伊能忠敬の地図」の大きなカードを抱えて参加のはず。
 『いつか海に行ったね』等、大人向きの本でも、子どもの絵本でもお馴染みの久美沙織さんは、「ドレミの歌」の英語の歌詞の意味について話したり、みんなで歌ったり、という楽しいひと時を。岩佐敏子さんの漢字で描く詩や、子ども達が参加して作ってゆく詩は、子ども達のことばへの興味を引き出してくれる。
 
 また本から話がそれてしまったが、シェイクスピアを古い英文で書かれた原作で読むのも、坪内逍遥の古い日本語も、美しいが、若い人には難しい。幸いこの作者の現代文での全訳がある。が、それでも大変だという人には、この『シェイクスピア物語』に7月30日にグレース・宮田さんが読む「ロミオとジュリエット」も「夏の夜の夢」もダイジェストが載っている。しかし、予習しなくても、幼い子どもにも分かるよう、グレースさんが、優しくお話してくれるはず。

 どうぞ、お楽しみに。フェスタのお問合せとお申し込みは、小林:090-4427-1170まで。