2010年03月06日

数学教育学会1「数の絵本リスト」

 数学教育学会のパワーポイントで表示する「お薦めする数の絵本リスト」プラスアルファー。
①『はんぶんちょうだい1,2,3』 は、絶版でもあり、古い本なので入手できないが、頭の中に残っているお話だけを、当日「語り」で紹介したい。数学の先生たちが「語り」というものに興味を持って下されば嬉しい。
②『数 いまとむかし』 アドラー夫妻作 福音館書店 絶版ではあるが、中味が濃く、それでありながら、子ども達をあきさせない。
③『ウラパン・オコサ』 童心社 この本は「子どもの本棚」で、2回紹介している。数を1と2に分けて、1をウラパン、2をオコサと読んで、どんな数もウラパンとオコサの回数で表す。②の『数 いまとむかし』にも出ているナントカとペチュバルで表した、昔の数え方からヒントを得て作った絵本だと思うが、単純な猿の絵が、ウラパンオコサという語調にも合っていて、子どもにとって親しみやすい。
④『円の兄弟』 大日本図書 
⑤『10人のゆかいなひっこし』、『ふしぎなたね』、『3びきのこぶた』、『あかいぼうし』森毅 野崎章弘 安野光雅作 童話屋 
⑥『ちいさな1』 ほるぷ出版 
⑦『はじめてのたしざん』、『はじめてのひきざん』、『数のたんけん』 まついのりこ作 松井幹夫協力 偕成社 
⑨『不思議の国のアリスの算数パズル』、『シャーロックホームズの算数パズル』 さえら書房 
⑩『さーかす1,2,3』 あかね書房 
⑪ 『まる、さんかく、しかくさん』 
⑫『博士の愛した数式』 小川洋子著 新潮社 計17冊

2010年02月12日

『私家版 アンデルセン・絵のない絵本』 佐々木マキ メディアリンクス;ボランティアについて思うこと

 先週の日曜日、つまり2月7日は東京にいたので、FM軽井沢の「魔法使いの本棚」は、宮尾博子アナウンサーからの、電話インタヴューという形になった。この、佐々木マキの『絵のない絵本』は、正確には『絵のない絵本のための絵』という原画の印刷版で、当然非売品。小学館から、角野栄子文、佐々木マキ絵で出版されているが、それとは全然画風が違うし、お話によって (御存知のように、絵のない絵本は、お月様が下界を見ていろいろなお話を聞かせて下さるという物語なので)画材も、画質も、全然違う人が描いているように、雰囲気が違っている。

 4月2日はアンデルセンのお誕生日なので「国際子どもの本の日」とされている。そこで、せせらぎ文庫代表の真柄美穂さんは、『海外子女教育』誌4月号の「子どもの本棚」に、福音館文庫の『絵のない絵本』をとりあげて、書くことになった。今頃、悩みながら原稿を書いているに相違ない。

 今日のせせらぎの里は、純白の雪景色!6時半に起きて、ラジオ体操をして(ようやく両足で跳び上がれるようになりました)、早速、パジャマのままで雪掻き。門、というか入口に植えた「覚の木」(もみの木)まで徑をつけ、いつもは外したままの黄色いプラスティックの鎖をかけて「雪の上に足跡や車の跡をなるべくつけないで下さい。この辺の動物の生態を調べています。違法建築が建ってから急に少なくなりました(涙)」という看板をぶら下げた。

 そう、ついていた足跡は、兎のがひとつだけ。もうひとつ、隣の家から向かいの家にも別の足跡がついているから、どうやら、2家族の兎がいるらしい。昨夜はイノシシも来なかったみたい・・・

 南側の空地との間のせせらぎを、西武不動産が削って深くしてしまっているのも、動物の行き来が無くなった原因だと思う。そんなことはやってない、というけれど、売りやすいように、売りやすいようにと、少しずつ地形を変えている様に見える。ちゃんとした上申書を書く時間と体力がほしいけれど、「子どもの本棚」の原稿で手一杯。自分の生活を守る余力がない。

 これって、反対じゃないだろうか???ボランティアって、生活にゆとりのある人のすることなのに、日本ではゆとりのない人ほど、ボランティア活動に熱心だというのは、おかしい。だから、日本のボランティア活動はヒステリックになりやすい。イギリスの様に、お金も、時間も、能力もある人が奉仕してこそボランティアだといえる。誰でもやっていいというものではない。日本のボランティアは身の程を知らない。私も含めて。だって、だれもやってくんないんだもん!

 今、庭にリスが来た。いつも小鳥にひまわりの種をまいているあたりの雪に、もぐっては探し出した種を両手に持ってたべている。胸の辺りまで雪にうずまりながら。ひとつたべては雪にもぐって種を探り出す。モリを持って海に潜って魚をとるみたいに種を探り当てる。色鮮やかなカケスも、寒さに胸毛を膨らませている。やっぱり雪はいいなあ。

2010年01月31日

『赤いぼうし』野崎昭弘文 安野光雅絵 童話屋刊

 いつまでたっても、数学教育学会の学会誌の為の論文?が纏まらなくて、四苦八苦というか、我ながらイライラしている。いつも書いているクリティックとは、同じ絵本を扱っても読む相手が違うので、こちらの視点をを変えなければならない。

 数学の絵本がなぜ、今、大切なのか、石頭の数学者達に理解してもらえるだろうか。いや、彼等は思考が柔軟でないと数学は解けないはずだから、柔らかいのだろうけれど・・・違う柔らかさのような気がする。とにかく、決められたスペースで、彼等に「良い絵本を創ろう!」という気になってもらわなければ。

 今日のFM軽井沢、「魔法使いの本棚」では、この本と『数、いまとむかし』を取り上げたい。
 昨日、せせらぎ文庫で、本棚の整理の合間に『赤いぼうし』を読んでいたのだが、帽子の数が5つになると、もう、私の頭がパニックを起こしそうになる。赤い帽子と白い帽子を自分を含む三人の子どもがかぶせられて、「自分の帽子は見えないけれど、他のこの帽子は見える」という前提で、自分は何色の帽子をかぶせられたかを推定する。
 
 「確率と統計」の問題なのだろうが、数学の先生方は、(安野光雅が小学校で算数を教えていたなんてしらなかった!)設定された前提を絶対のものとして話を進めてゆくが、数学的思考になれない子どもは、余計なことをたくさん考えながら絵本を読む。

 自分のかぶっている帽子は見えないというけれど、こんなつばのある帽子なら、上目遣いにすれば見えるだろう、とか、太郎と花子はぼくの帽子の色はわかっているんだから、教えてくれればいいとか、どうしても考えてしまう。物語のあるもののように集中ができない。

 そう、物語性がないのがいけないのだと思う。『はんぶんちょうだい・・・』のように、なにか物語があれば良い。そう書いてみよう。スペースが足りないかもしれないけど、それは「子どもの本棚」で、毎月訓練しているところだから。

 昨日、せせらぎ文庫では、本の並べ替えと、カバーの取り外しを2,3、冊片付けた。来月から、「新しく入った本」「お薦めの本」を書き出して貼ってみようと思っている。特に大人向けで楽しい本を。

2010年01月22日

遡って、先週のお話と今日の鷺

 今日、5日ぶりにせせらぎに戻った。明日はちゃんと、せせらぎ文庫を開くつもりだし。明後日はFM軽井沢で、Mr.Man シリーズを紹介する予定。今回は2泊3日で帰らなければならないので、その報告は後日書くことにして、先々週から先週にかけて、10日以上もこちらで暮らした様子を書きたい。

 1月7日についたとき、2日前に降った雪が残っていて、イノシシの足跡がついていたが、一週間後には、狐が現れた。毛の色が茶色ではなくグレイだったので、まだ、狼だったのではないかと半信半疑だが、尻尾が付け根から先までふさふさと長く、銀ぎつねの襟巻きと同じだったから、あれは狐だったのだろう・・・と思う。隣家とその隣の違法建築との間を、トットットっと、並足で駆け抜けていった。

 翌16日には雉太郎と雉斗が一緒に現れた。雉之介はもうずっと現れないが、若い2代の雄が悠々と餌をついばんでいた。勿論、リスも、小鳥たちもやってきて、私はますます東京に帰りたくなくなる・・・
せっかくせせらぎにいたのだが、足元が悪くて不安だったので、せせらぎ文庫は休んでしまった。

 そして今日、4時頃小鳥の餌を補充して、空き箱を捜しに物置に近づいたら、足元のせせらぎの岸から、大きな白い鳥が飛び立った。羽の先と首の付根あたりにグレイになっている。鷺にしては大きいような気がするが、オーストラリアの鶴に似ているが、それよりも美しい。

 庭の土があちこち、不自然に盛り上がったりくぼんだりしているのが気になる。違法建築の所為で、地下水の流れが変わって、土がどんどん流れていってしまっているに相違ない。なんとかいつまでも、ここで小鳥や動物達と一緒に暮したい。

 

2010年01月11日

栗鼠とシメとFM軽井沢と

今日は、軽井沢駅から見た離れ山の雪化粧が美しかった。山でも、薄化粧の方が綺麗なんだな。もうひとつ嬉しかったのは、今朝、2年ぶりにリスが現れたこと。近くの違法建築の工事が長引いたお陰で、小動物たちの巣が壊されたり、環境が変ったりで、彼等の生活、大げさに言えば生態が変ってしまったので心配していたのだが、どうやら巣の場所を替えたらしく、今までと違う方向から現れた。そういえば雉も巣と家族構成が替わっているから、リスも次の代に替わったかも知れない。

 小鳥も一昨日、昨日に引き続いてガラ達つまり、40カラ、50カラ、コガラ、ヒガラ、山ガラの5種類の他に、カケスとカシラダカとアトリ、それにシメが現れた。もうひとつは調べる時間がなかったが、シメと同じような羽色で、嘴がシメのように膨らんだ黄色ではなく、茶系で尖っているのが来ていた。一日中、鳥を眺めて餌を補充していたような気がする。

 でも、昼頃タクシーを呼んで、ローソンで牛乳とコロッケを買い、はち巻きで刺身定食を食べて、中軽井沢駅の駅長さんに、階段を上らなくてすむ様に線路を越えてプラットホームまでエスコートしてもらって、FM軽井沢までいってきた。タクシー往復2400円。電車440円。刺身定食1200円。ローソン900円。4時頃には帰宅したが、しばらくしたら疲れが出て眠ってしまった。足の所為か、まだ疲れやすい。

 FM軽井沢では、ドロシー・ギルマンのミセス・ポリファックスシリーズを紹介した。一巻は『おばちゃまは飛び入りスパイ』。これは私がアラフォーだった頃、夢中になって読んだシリーズだが、今頃読むと、声に出して笑うほど面白い。年齢に関わらず、女性を元気にする本だと思う。

 それにしても、昨日「せせらぎ文庫」に現れた、算数が好きだといった男の子、あの子に安野光雅の『赤いぼうし』をみせたいなあ。あの子にぴったりの本なのに、せっかくの出会いのチャンスを逃したのが残念。

2010年01月10日

初せせらぎ文庫

 明けまして、おめでとうございます。お正月三が日と家の初釜を済ませ七草粥を食べてから、せせらぎに戻ってきました。雪景色!8日の朝、早速、留守中庭を訪れてくれた生き物の足跡をそっと調べてみました。まず、雉斗!くっきりした足跡。郵便やサンのバイクの轍。小鳥の餌を補充してくれた小鳥オジサンの大きな足跡が、切り株から切り株へ。このへんまでは想定内。ところが庭の奥に深い3本爪と大きな肉球の跡が!かなり大きなイノシシが川のほうに横切ったようです。

 そして9日。3ヶ月ぶりに自分の足で歩いて、せせらぎ文庫へ。「歩く」ということは単にA地点からB地点へ身体を移動させることだと思っていたけれど、まだ痛みの残る右足を引擦らないように、凍った雪に乗らないように杖を突きながら歩くのは、車の運転と同じように、自分の二本足をロボットの足のように上手に運転する、という感じです。車椅子の力も借りずに、自分の足で動き回れるのは、こんなに嬉しいものか、と丈夫になった足に感謝。通常10分余りの道のりですが、15分で着きました。

 今日もひとりで本の整理、と大人の本を机に積み上げてていた耳に、嬉しい子どもの声!母子揃ってお餅で繭玉を作る日だったそうで、次々に子ども達が文庫の部屋になだれ込んできたのです。
大勢いると本を読む子は少ないから、と折紙を出したら、勿論大喜びで「これはなあに?」「これはどうやるの?」と、やりかけた本のカード付けが進まなくなってしまいましたが、それはそれで嬉しいもの。

 そのうちチビサンが本を引っ張り出し、指で文字をたどりながらたどたどしく声を出して読んでいるので「読んであげようか」と声をかけたのですが「大丈夫、自分で読めるの」と振られてしまった!2冊目、かんなりさんの『わたしのねこちゃん』だと、すんなり読める。やっぱり、ことばを選んで書かれている絵本は読みやすい。「そうなんだ、ホント、上手に読めるのね」。本が好きで、読みたくて仕様がない、自分で読み進みたいのに、早く読めなくてもどかしい、という気持が良くわかります。本の虫に育つに違いない、というタイプです。折紙の「動く唇」を使って「おなまえなあに」と聞いても教えて貰えなかったのが残念。でも、ミズキチャンに似ていたなあ。いつもお母さんと一緒だったから、わからなかったけど・・・

 更にブルーナーの絵本を2冊読み終わって満足したのか、ようやく私の方へやってきて黙って絵本を差し出したので、「読むの?」と聞くとこっくりと頷き、読み終わるともう一冊。今度は「読んで」と声がでました。

 せせらぎ文庫で読んだのは何日ぶりでしょう。昨年FM軽井沢で、渡辺茂男先生の原稿を読み上げていて声が裏返ってしまったので、思い立って一昨日から柳田国男の『遠野物語』(新潮文庫)の音読を始めているのですが、おかげでこの日、2冊無事に読み終えました。

 これまで松岡励子先生の朗読教室に10年、その後表現教室に10年近く通って、現代文、古文の音読を続けていたのに、一昨年クリスマスに先生が倒れられて以来、勉強していなかったのを反省。音読って大切ですね。東京に帰ったら表現教室で読みかけていた『増鏡』を・・・自分で調べて読み終わる事を今年の目標にします!??? あーぁ、言っちゃった。でも、読み終わるように努力します。

2009年12月25日

サンタクロースの折紙

 昨日の天皇誕生日の休日、思い切ってせせらぎ文庫を開いた。誰も来なくても、休日と土曜日は必ず文庫が空いている、という習慣を作りたくて、自分が軽井沢にいるときは、なんとしても開きたかった。

 さて、荷物を最小限に軽くして、スニーカーをしっかり履き、道の途中で遭難した時のために、水とチョコレートと携帯をしっかり握り締めて家を出た。

 家の前の道が一番歩き難い。大小のガラ石がばら撒かれていて、一歩一歩道の表面を見つめながら歩かないと、グリッと足首をひねりそうでl怖い。捻挫までは行かなくても、ときおりグリッとアキレス腱を傷めたほうの足首に痛みを感じる。昔のように、馬から落ちても怪我をしないような道がほしい。学生の頃、別荘の間の道を馬で走っていて、新聞屋の犬に吠えられて落馬したが、苔に覆われた道で擦り傷ひとつ出来なかった。

 文庫には誰も来なかったが、4月から、6月から、9月から、借りられたままの本が20冊近くあり、ハガキでもか書こうかなと思いつつ帰ってきた。

 帰りに刈田サンの折ったサンタクロースの折紙を、子どもに渡すチャンスがなかったので、荒木さんが区旗を仕舞う時に気が付くように、旗の袋に手紙と一緒に入れておいた。今日のイヴと、明日のクリスマスの日に、お店に来る大人でも子どもでも、渡せれば良いと思ったのだが、話が通じなかったようで、また公民館の中において来てしまったという。お正月にみんなが集まる時に渡せばいい、とのこと。
季節の行事を教えるのは、大人の大事な役目だが、まあ、クリスマスはそれ程定着した行事ではないから・・・・でも、軽井沢では定着しているのになあ・・・・!

 いつになったら、こっちに定住できるのでしょう。むりかなあ。今日に浅間も雪を被ってきれいでした。

2009年12月20日

ヘンデルのハレルヤを聞きながら・・・

 FM軽井沢を流していると、ときおり、たまらなく懐かしい曲が流れて、思わず手を止めてしまう。ヘンデルのメサイヤの中のハレルヤコーラスは、歌ったことのある人とない人では、感動の度合いが違うのではないだろうか。King of Kings and Lord of Lords と歌うとき、上がってゆく音階の高まりと、声の幅とが相まって、合唱団の中で周囲の歌声に包まれて聞いていると、黄金の祭壇に向かって重厚な衣装を身にまとい、真紅のカーペットの上を歩み登ってゆくような思いがする。もうずっと昔のことなのに、この曲を聞くと・・・・血圧が上がってきますね。

 というわけで?今日は午前中、11時からFM軽井沢にお邪魔しました。(今度は「天には栄え」だって・・・また手が止まってしまう!)

 紹介したのは『ミッケ!』シリーズの4「サンタクロース」(ウォルター・ウィック作 糸井重里訳 小学館)。ヨーロッパの子どものゲームで「I spy with my little eyes something beginning with M」(ぼくの見えるもので、Mの字で始まるものなあんだ?)というのがあって、周りの子は部屋中を見回して、Mの字で始まるものを捜す、という遊びなのだが、この絵本は、その雰囲気をよく伝えている。原作はアメリカの写真絵本なので『Can You See What I See』となっているが。

 と、安心していると、この本は、持ったとたん、裏表紙からそのゲームが始まり、「表紙のミッケにチャレンジしよう!」と、あれをさがせ、これをさがせと書いてある。表紙の絵からはすぐ見つかるのだが、中味はそれほど簡単ではなく、大人にもなかなか見つからない。

 大人には、と書くほうが正しいのだろう。子どもはどんな絵本でもマンガの本でも、ページ一杯に目を光らせて、作者が書き込むイタズラをすぐに見つけ出す。我々大人も、子どもだった頃、手塚治虫のアトムの中に「ひょうたんつぎ」や「オムカエでゴンス」の書き込みを見つけて喜んだはず。

 子どもと大人が遊ぶ時、同じレベルでないと両方とも面白くない。大人が手加減したのでは、されている子どもは不愉快なもの。その点この絵本では、よほど集中しないと、大人は子どもに敵わない。

 クリスマス休暇でホッとするひと時、家族で、恋人同士で、普通の友達でもいいけど・・・、みんなで楽しむにも、ひとりぼっちの孤独を忘れるにも良い絵本。

 でも、お薦めするのはその点だけではない。表紙の見返しには英語で、裏表紙の見返しには日本語で、『クリスマスの前の晩』(The Night Before Christmas)が書かれていて、各ページの表題もそれに沿っている。この英詩は、欧米人には特に親しまれているし、暗証したくなる詩でもある。つまり、
この本1冊で3冊分の内容が含まれているのが、『ミッケ』シリーズの中で、この一冊を選んだ理由でもある。

 浅間山は真っ白。庭の雪は消えかけているけど、ホワイトクリスマスだといいな。

2009年12月03日

3本足から4本足、また3本足、そして2本足に!

 御無沙汰しました! 2週間のリハビリ入院を終えて、無事、娑婆に戻りました。

 リハビリの井上先生に「もう既に動きすぎやで、勝手に動いたらいかん!」といわれながら、手術直後は、アキレス腱を切った右足の大きなギブスを着かないように、左足と2本の松葉杖で3本足。小さめのギブスに替わって少しずつ右足に体重をかけながら歩いていた4本足時代? そしてようやく右足を着きながら松葉杖が1本になって3本足。同じ3本でも次は右足を付きながらステッキを突いての3本足。
 12月2日、ようやく人間に戻って2本足! スフィンクスの謎掛け(始め4本足から2本足になり、やがて3本足で歩くようになるものなァんだ?)から、2本足に戻れて良かった! でも、本当はまだ傷口がつるような感じで、つい気分的に、びっこを引いてしまいます。

 というわけで、せっかく今日、軽井沢に戻って来たのですが、せせらぎ文庫まで歩いて往復するのは無理なので、土曜日、多分、文庫には伺えません。

 でも、日曜日のFM軽井沢、魔法使いの本棚は、アリです! 但し、局のスケジュールの都合で、今度だけ時間が変わります。午前11時頃からですので、聞き逃さないで下さいね。東京の自宅では、FM軽井沢のHPを開いて、「サイマルを聞く」をクリックすると、軽井沢のラジオで聴くより、良い音質で聞くことが出来ます。軽井沢以外の方、ぜひお試し下さい。

 先週は東京にいたので、電話で宮尾さんとお話したのですが、ちょっと早めのクリスマス特集にしました。ブリッグスの2冊『さむがりやのサンタ』『サンタの夏休み』と欧米のクリスマスの定番『クリスマスの前の晩 (The Night Before Christmas)』、ディケンスの『クリスマス キャロル』等20冊程度。

 6日にはモーリス・センダックの舞台画と衣装デザインを中心に絵本に仕立てた贅沢な一冊、『くるみわり人形』渡辺茂男訳、ほるぷ出版を自慢たらたらご紹介し、他にも20冊ばかり、書名プラスアルファーで、さらっとご紹介したいと思います。特にプレゼントにお悩みの方、お楽しみに。

2009年11月13日

せせらぎ文庫には、しばらく行かれませんが・・・

 せせらぎ文庫に新しい本棚が増えて、子どもの本も、大人の本も内容に沿って並べ替えたので、本たちが、ほんとうに嬉しそうで、本棚の前に立つだけで、一冊一冊の本の呟きが聞こえてきます。「私を読んで!」と積極的なのもあり、「読まないでいられる?」といわれて、つい手にとってしまうのもあり、「忘れちゃったの? ほら、私を読んだらあんなに楽しかったじゃないの」と懐古的なのも・・・

 手のひらに載る文庫本も、胸に抱えたくなる大型絵本も、その限られたページの中に、驚くほどの喜びや哀しみを秘めています。ひとたびページを開けば、その本の内容のほかに、その本を読んだ時の自分の心の動きが、思い出として加えられていくのです。

 幼い頃読んでもらった本、学生時代に読んだ本、母親として読んだ本・・・。一冊の本自体は版を重ね、あるいは表紙も挿絵も変わってしまっても、その物語を読んだときの新鮮な感激は、何回でもよみがえり、また加えられ、読み手と共に成長してゆきます。

 本を読む、この歓びを、子ども達に伝えてゆきたい! こんなに小さくて大きな幸せを、こういう不安定な時代だからこそ、子ども達に与えてやりたい。

 という気持なのですが・・・・せっかくつながったアキレス腱を、再び切らないように、2週間ばかり、リハビリ入院をすることになりました。 11月はずーっとせせらぎに行っていたかったのに、とても残念です。
12月から、また元気で、なるべく毎週、土曜日にせせらぎ文庫を開きますので、それまで、お馴染みの荒木サンか、新区長の赤尾サンか、館長の佐藤サンに開けてもらって、本を借りてください。

 その間、FM軽井沢の「魔法使いの本棚」では、電話でお話させていただくので、聞いてくださいね。
8日には、「日本昔話、勝手にランキング」で、25冊並べました。次の部ログに書きますが、是非、皆様の好きな順、懐かしい順に並べ替えてください。